海外都市との交流

前橋市では、民間レベルの国際交流が深まったことから、イタリア共和国のオルビエート市、アメリカ合衆国のバーミングハム市、同国メナーシャ市との友好都市の提携をしています。提携後は、さまざまな分野で交流活動が行われ、特にバーミングハム市とは、友好がより深まり、平成29年7月には、友好都市から姉妹都市へと格上げされました。 友好都市以外でも、各種イベントへの参加招待等で海外都市との交流を図っています。 　 こうした海外都市との交流の状況を紹介します。

イタリア共和国　オルヴィエート市

〈都市の概要〉 　 オルヴィエート市は、イタリア共和国中央部のウンブリア州にあり、首都ローマ市から北へ約100キロメートルに位置していて、さらに北へ150キロメートルにはフィレンツェがあります。切り立った巨大な火山性凝灰岩の岩盤の上に広がる城塞都市で、「世界で一番美しい丘上都市」と言われています。人口は約2万人で、面積は281.16平方キロメートルです。市内には、美術館や博物館のほか、オペラハウスや多目的ホールなどさまざまな文化施設があります。治安も大変良く安全で、ヨーロッパの古い歴史と文化を誇り、市民一人ひとりが精神的な豊かさやゆとりを感じさせる生活を送っています。 　 〈スローシティ運動の首都〉 オルヴィエート市は、1999年に発足したスローフード運動やスローシティ運動が始まった町の一つです。スローシティ国際連盟の本部も置かれて、「スローライフ」や「スローなまちづくり」の首都として、美味しいワインや良質な農産物、豊かな自然や人に優しい環境、まちなかの生活化と手工業、そして素晴らしい歴史的な建物などを守っていきます。 2017年に前橋市もスローシティ運動の精神に賛同し、スローシティ国際連盟に加入しました。スローシティ国際連盟との交流、スローシティに関する取組について詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。 　 〈交流・締結〉 前橋市内にある企業のイタリア・オルビエート市での事業展開がきっかけになって、住民との国際交流が深まりました。平成9年12月12日に友好都市提携を結びました。

アメリカ合衆国　バーミングハム市

〈都市の概要〉 　 バーミングハム市は、1871年に鉄道路線が交差する場所に創立されました。米国の南東部アラバマ州最大の都市で、アパラチア山脈の南端にあります。アパラチア山脈の豊富な石炭や鉄鉱石を利用し鉄鋼業の中心として大発展を遂げたので、英語で「マジック・シーティー」（魔法のまち）とよく呼ばれています。サンベルト（バージニア州からカリフォルニア州までの気候の良い土地で穀物収穫の多いところ）と呼ばれる中でも優良な地域で、緑豊かでとても住みやすい都市です。 　 〈交流・締結〉 　バーミングハム市とは、前橋市内の宮大工の田子さんがバーミングハム市内に茶室を建設したことなどから交流が深まり、平成10年10月21日に友好都市提携をしました。

アメリカ合衆国　メナーシャ市

〈都市の概要〉 　メナーシャ市は、五大湖のひとつミシガン湖から西へ約80キロに位置します。地名は 、「とげ」または「島」を意味するウィネベーゴ族の単語に由来します。フォックス川がダウンタウンのすぐ脇を流れ、湖に囲まれた水と緑の豊かな都市です。 　 〈交流・締結〉 　平成14年8月16日に旧大胡町と姉妹都市提携を結びました。この提携関係は平成16年12月の市町村合併により、新生前橋に引き継がれ、平成17年8月に前橋市長、市議会議長などが同市を訪れ、改めて調印を行い前橋市の友好都市となりました。