雄大
(
ゆうだい
)
な
赤城山
(
あかぎやま
)
の
南
(
なん
)
麓
(
ろく
)
に
広
(
ひろ
)
がる
前橋市
(
まえばしし
)
は、
清
(
きよ
)
らかな
水
(
みず
)
をたたえた
利根川
(
とねがわ
)
や
広瀬川
(
ひろせがわ
)
が
市内
(
しない
)
を
流
(
なが
)
れ、
緑
(
みどり
)
豊
(
ゆた
)
かで
自然
(
しぜん
)
に
恵
(
めぐ
)
まれた
都市
(
とし
)
です。
四季折々
(
しきおりおり
)
の
風景
(
ふうけい
)
が
美
(
うつく
)
しく、
萩原朔太郎
(
はぎわらさくたろう
)
をはじめとする
多
(
おお
)
くの
詩人
(
しじん
)
を
生
(
う
)
み
出
(
だ
)
したことから、「
近代詩
(
きんだいし
)
のふるさと」ともいわれ、「
水
(
みず
)
と
緑
(
みどり
)
と
詩
(
うた
)
のまち」をキャッチフレーズにしています。
1892
年
(
ねん
)
の
市制施行以来
(
しせいしこういらい
)
、
群馬県
(
ぐんまけん
)
の
県都
(
けんと
)
として、
政治
(
せいじ
)
、
経済
(
けいざい
)
、
文化
(
ぶんか
)
の
中心
(
ちゅうしん
)
として
発展
(
はってん
)
を
続
(
つづ
)
けています。2004
年
(
ねん
)
には、
周辺
(
しゅうへん
)
の
大胡町
(
おおごまち
)
、
宮城村
(
みやぎむら
)
、
粕川村
(
かすかわむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
、2009
年
(
ねん
)
には
富士見村
(
ふじみむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
して
新
(
あたら
)
しい
前橋市
(
まえばしし
)
として
一歩
(
いっぽ
)
を
踏
(
ふ
)
み
出
(
だ
)
しています。
水
(
みず
)
のまち
前橋
(
まえばし
)
市街地
(
しがいち
)
の
西
(
にし
)
を
流
(
なが
)
れる
利根川
(
とねがわ
)
は、
別名
(
べつめい
)
「
板東太郎
(
ばんどうたろう
)
」といわれ、
全長
(
ぜんちょう
)
は
全国
(
ぜんこく
)
2
位
(
い
)
、
流域
(
りゅういき
)
面積
(
めんせき
)
は
日本一
(
にほんいち
)
です。
初夏
(
しょか
)
には
鮎釣
(
あゆつ
)
りが
楽
(
たの
)
しめます。また、
利根川河川敷
(
とねがわかせんしき
)
を
生
(
い
)
かして
造
(
つく
)
られた
前橋公園
(
まえばしこうえん
)
親水
(
しんすい
)
ゾーンには
噴水
(
ふんすい
)
、
池
(
いけ
)
、
滝
(
たき
)
などがあり、
水
(
みず
)
と
親
(
した
)
しめる
市民
(
しみん
)
の
憩
(
いこ
)
いの
場
(
ば
)
となっています。
市街地
(
しがいち
)
の
中央
(
ちゅうおう
)
を
流
(
なが
)
れる
広瀬川
(
ひろせがわ
)
の
両岸
(
りょうがん
)
は、
四季
(
しき
)
の
花々
(
はなばな
)
や
木立
(
こだち
)
、
詩碑
(
しひ
)
やモニュメントが
楽
(
たの
)
しめる
遊歩道
(
ゆうほどう
)
になっています。
晩秋
(
ばんしゅう
)
から
冬
(
ふゆ
)
にかけては、
幻想的
(
げんそうてき
)
な
川面
(
かわも
)
を
夜
(
よる
)
の
中
(
なか
)
に
映
(
うつ
)
し
出
(
だ
)
すライトアップが
行
(
おこな
)
われます。
緑
(
みどり
)
のまち
前橋
(
まえばし
)
公園
(
こうえん
)
の
森
(
もり
)
や
木立
(
こだち
)
、
大通
(
おおどお
)
りに
延々
(
えんえん
)
と
続
(
つづ
)
く
並木
(
なみき
)
、
市街地
(
しがいち
)
に
点在
(
てんざい
)
する
緑地
(
りょくち
)
など
前橋
(
まえばし
)
は
全国的
(
ぜんこくてき
)
にみても
緑
(
みどり
)
の
多
(
おお
)
い
都市
(
とし
)
です。
駅前
(
えきまえ
)
通
(
とお
)
りのケヤキ
並木
(
なみき
)
や
敷島公園
(
しきしまこうえん
)
、
広瀬川
(
ひろせがわ
)
の
柳並木
(
やなぎなみき
)
は
前橋
(
まえばし
)
の
緑
(
みどり
)
のシンボルとなっています。
敷島公園
(
しきしまこうえん
)
には、
約
(
やく
)
600
種
(
しゅ
)
7,000
株
(
かぶ
)
のバラが
咲
(
さ
)
き
誇
(
ほこ
)
るばら
園
(
えん
)
があり
多
(
おお
)
くの
人
(
おお
)
が
訪
(
おとず
)
れます。また、
様々
(
さまざま
)
な
花
(
はな
)
を
楽
(
たの
)
しめる
植物園
(
しょくぶつえん
)
、
約
(
やく
)
2,700
本
(
ほん
)
の
松林
(
まつばやし
)
、
広々
(
ひろびろ
)
とした
河川緑地
(
かせんりょくち
)
があり、
四季折々
(
しきおりおり
)
の
表情
(
ひょうじょう
)
を
私
(
わたし
)
たちに
届
(
とど
)
けてくれます。
詩
(
うた
)
のまち
前橋
(
まえばし
)
自然
(
しぜん
)
に
恵
(
めぐ
)
まれ、
生糸
(
いと
)
のまちとして
栄
(
さか
)
え、
経済的
(
けいざいてき
)
にも
恵
(
めぐ
)
まれていた
前橋市
(
まえばしし
)
には、
自由
(
じゆう
)
な
文化
(
ぶんか
)
を
背景
(
はいけい
)
に
多
(
おお
)
くの
詩人
(
しじん
)
が
活躍
(
かつやく
)
しました。
日本
(
にほん
)
の
口語自由詩
(
こうごじゆうし
)
を
確立
(
かくりつ
)
した
萩原
(
はぎわら
)
朔太郎
(
さくたろう
)
、アナーキスト
詩人
(
しじん
)
として
知
(
し
)
られる
萩原
(
はぎわら
)
恭二郎
(
きょうじろう
)
、
現代詩壇
(
げんだいしだん
)
の
巨匠
(
きょしょう
)
伊藤信吉
(
いとうしんきち
)
など、
多
(
おお
)
くの
詩人
(
しじん
)
を
輩出
(
はいしゅつ
)
しました。
広瀬川
(
ひろせがわ
)
のほとりには、
前橋
(
まえばし
)
にゆかりのある
詩人
(
しじん
)
を
中心
(
ちゅうしん
)
に
紹介
(
しょうかい
)
した「
前橋文学館
(
まえばしぶんがくかん
)
」があり、
詩人
(
しじん
)
と
作品
(
さくひん
)
の
鑑賞
(
かんしょう
)
・
研究
(
けんきゅう
)
の
拠点
(
きょてん
)
となっています。また、
現代詩
(
げんだいし
)
の
分野
(
ぶんや
)
で
優
(
すぐ
)
れた
作品
(
さくひん
)
を
残
(
のこ
)
した
作者
(
さくしゃ
)
に
毎年
(
まいねん
)
、「
萩原朔太郎賞
(
はぎわらさくたろうしょう
)
」を
贈
(
おく
)
るなど
世代
(
せだい
)
を
超
(
こ
)
えて
詩心
(
うたごころ
)
を
伝
(
つた
)
え
続
(
つづ
)
けています。
前橋市
(
まえばしし
)
のデータ
○
位置
(
いち
)
と
面積
(
めんせき
)
面積
(
めんせき
)
311.59km
2
東西
(
とうざい
)
約
(
やく
)
20km
南北
(
なんぼく
)
約
(
やく
)
27km
最高標高
(
さいこうひょうこう
)
1,823m(
黒檜山
(
くろびさん
)
)
最低標高
(
さいていひょうこう
)
64m(
下阿内町
(
しもあうちまち
)
)
市役所
(
しやくしょ
)
の
所在地
(
しょざいち
)
前橋市
(
まえばしし
)
大手町
(
おおてまち
)
二丁目
(
にちょうめ
)
12−1
東経
(
とうけい
)
139°03′49″
北緯
(
ほくい
)
36°23′21″
○
人口
(
じんこう
)
(2018
年
(
ねん
)
10
月
(
がつ
)
末
(
まつ
)
)
337,663人(
外国人
(
がいこくじん
)
住民登録者
(
じゅうみんとうろくしゃ
)
を
含
(
ふく
)
む)
○
気候
(
きこう
)
(2016年)
平均気温
(
へいきんきおん
)
15.6°C
平均風速
(
へいきんふうそく
)
2.5m/s
年間
(
ねんかん
)
日照時間
(
にっしょうじかん
)
2,129h
年間
(
ねんかん
)
降水量
(
こうすいりょう
)
1,249.0mm
○
市域
(
しいき
)
の
変遷
(
へんせん
)
1892
年
(
ねん
)
市制施行
(
しせいしこう
)
1901
年
(
ねん
)
上川淵村
(
かみかわふちむら
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
編入
(
へんにゅう
)
1951
年
(
ねん
)
桂萱村
(
かいがやむら
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
編入
(
へんにゅう
)
1954
年
(
ねん
)
上川淵村
(
かみかわふちむら
)
、
下川淵村
(
しもかわふちむら
)
、
芳賀村
(
はがむら
)
、
桂萱村
(
かいがやむら
)
、
東村
(
あずまむら
)
、
元総社村
(
もとそうじゃむら
)
、
総社町
(
そうじゃまち
)
、
南橘村
(
なんきつむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
1955
年
(
ねん
)
清里村
(
きよさとむら
)
を
合併
(
がっぺい
)
、
新高尾村
(
しんたかおむら
)
と
木瀬村
(
きせむら
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
編入
(
へんにゅう
)
1957
年
(
ねん
)
城南村
(
じょうなんむら
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
編入
(
へんにゅう
)
1960
年
(
ねん
)
玉村町
(
たまむらまち
)
と
城南村
(
じょうなんむら
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
編入
(
へんにゅう
)
1967
年
(
ねん
)
城南村
(
じょうなんむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
2004
年
(
ねん
)
大胡町
(
おおごまち
)
、
宮城村
(
みやぎむら
)
、
粕川村
(
かすかわむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
2009
年
(
ねん
)
富士見村
(
ふじみむら
)
と
合併
(
がっぺい
)
○
市章
(
ししょう
)
「
輪貫
わぬき
)
」といい、
前橋藩主
(
まえばしはんしゅ
)
であった
松平
(
まつだいら
)
氏
(
し
)
の
馬印
(
うまじるし
)
からとったもので、1909
年
(
ねん
)
に
市章
(
ししょう
)
として
制定
(
せいてい
)
されました。
外円
(
がいえん
)
と
内円
(
ないえん
)
の
半径
(
はんけい
)
比
(
ひ
)
は1
対
(
たい
)
0.73です。
○
市
(
し
)
の
木
(
き
)
・
花
(
はな
)
(1975
年
(
ねん
)
制定
(
せいてい
)
)
木
(
き
)
:
花
(
はな
)
:
けやき
いちょう
ばら
つつじ
○
市民憲章
(
しみんけんしょう
)
(1983
年
(
ねん
)
制定
(
せいてい
)
)
市民
(
しみん
)
の
願
(
ねが
)
い
わたくしたちは
水
(
みず
)
と
緑
(
みどり
)
と
詩
(
うた
)
のまち
前橋
(
まえばし
)
の
市民
(
しみん
)
です
日々
(
ひび
)
のしあわせと
伸
(
の
)
びゆくこのふるさとの
明日
(
あした
)
をめざして
1 やさしい
心
(
こころ
)
をもとう
1
強
(
つよ
)
いからだをつくろう
1 たのしく
働
(
はたら
)
こう
1
自然
(
しぜん
)
をまもろう
1
文化
(
ぶんか
)
を
大事
(
だいじ
)
にしよう